それじゃあ、実際の現場を見てみよう。
危険…!
そう!一人で転ぶだけじゃなく、利用者と一緒に転んでしまうこともあるんだ。
「転倒」も年間 3000 人以上もいるんですね。
対策はいろいろあるけど、まずは介助の正しい知識と技術を身に付けること。それに、腰を守る保護具や負担を軽くする補助具を使うのもいいね。
どうすれば腰痛を防げるのかしら?
また、夜間は利用者も眠いため昼間よりも介助しづらく、無理な姿勢になりがちだ。 たとえ夜間であっても、痛みを感じたら遠慮せずに報告をしよう!
は、はい!
体調が悪いときは、必ず報告するんだ! いいね !?
なるほど。 でもいちいち報告するの面倒くさい……
我慢はダメ! 異変を感じたらすぐに報告が鉄則だ。
ぼくは少し痛いくらいなら我慢しちゃうな…。
腰痛は慢性化しやすいから気をつけないと。
利用者のためでも、無理をするのは危険ね。
そうなんだ。じゃあ「動作の反動、無理な動作」ってどんな労災だろう。多くは、不自然な姿勢や身体の動きなどで起こった腰痛なんだよ。たとえば、介護業では車いすからの移乗の手伝いで腰を痛めることがよくあるんだ。
「転倒」と、「動作の反動、無理な動作」が圧倒的に多いんだね…。
労災の主な原因は、こんなふうになっているよ。1、転倒、3321人。2、動作の反動、無理な動作、3186人。3、墜落・転落、625人。4、交通事故、543人。5、衝突、438人。
はい!
まずは労災の発生状況をみていこう!
気になるわね。
そうだね!介護スタッフは普段どんなことに気を付けて働いているのかな?
介護はお年寄りのケアをする仕事だから安全衛生は特に大事ね。
今日は介護業の安全衛生について学んでいこう!