CASE2
イテテテ…、まだ腰が痛い。
お待たせしました!
重いでしょう、ゴメンね。昔からよく食べるから身体が大きくて。
いやいや、任せてくださいよ~。じゃあベッドに移りましょう!
ちょっとこっち来て!身体の大きな利用者は 2 人介助するのがこの施設のルールよ。この前転んだばかりだし、無理しないで。
1 人でできます!
利用者や自分の身体を守るためのルールだから…。
こう見えても身体鍛えてますから!ヤングなパワーを見ててくださいよ!
やっぱりダメよ。補助具を持ってくるから待ってて。
いや…、先輩に、迷惑はかけられない。1人でやろう! 想像より重い……!!
大丈夫かい?
やっぱり 1 人はきついかも…。こうなったら気合いで!うわぁああ。
もしかして…、腰が痛いの?一人介助のときは補助具を活用するのよ!たとえばスライディングボードなら、片方をベッドの上にかけて、もう片方をお尻の下に入れれば…。
そんな簡単にできるんだ…。
大丈夫 !?しっかりして!
急性腰痛症…、いわゆる、「ぎっくり腰」だね。
今後は腰部の負担を軽減する姿勢を身につけようね。
身体の大きな利用者の場合、保護具や補助具も積極的に活用しましょう。
あと、体調が悪い時は無理せず報告すること!私たちはチームなんだから。最後に……、ルールは守るのよ!
身をもって施設のルールの重要性を学びました。